トヨタの過去・現在・未来
トヨタ産業技術記念館は、大正時代に始まったトヨタの工場が保存され、それらが貴重な産業遺産として博物館として活用された場所である。繊維機械館、自動車館、テクノランド、トヨタグループ館の4つの展示館で楽しめる。赤レンガでできた建物自体も貴重な建築物として保存されている。記念館のロビーに展示されているのは、環状織機。車産業となる前に、トヨタを立ち上げた豊田喜一郎の父である豊田佐吉が作ったもの。まだ欧米の技術にたよっていた日本が、日本人の技術力などを世界に示すきっかけをつくったとして、記念館のシンボルとされている。また、日本の近代化に貢献したとして「近代化産業遺産」に認定されている。 トヨタ博物館には19世紀末にガソリンで動く自動車が開発されてから、20世紀までの車の歴史を本物の車の展示を通して学ぶことが出来る博物館。博物館の2階には欧米車、3階には日本車が展示され合計で120台の車を間近で見ることが出来る。また新館には、日本人と車のいままでの歴史についての資料や車が展示されている。キッズスペースやレストラン、またミニカーなどの人気のお土産が購入できるショップなどもあり、家族みんなで1日中楽しめる博物館。
豊田市にあるトヨタ会館もおすすめ
トヨタの工場の本社があるのは愛知県豊田市。その豊田市にあるトヨタ会館では、ハイブリットカーや燃料電池車などの新しい技術をはじめ、安全を意識した最新の技術も展示している。バーチャルファクトリーといって、映像を見ながら工場での製造工程なども学ぶことができる。 トヨタ会館へは、名古屋駅から電車で1時間ほどでアクセスできる。トヨタのファンは是非足を運んで欲しい観光地である。