山頂までの近道には富士宮ルート でも登山の醍醐味が十分
富士宮5合目は富士山の南側、静岡県よりの登山ルートである富士宮ルートの登山入り口だ。富士宮は富士山とともに世界遺産に登録され、その影響もあり近年では海外からの観光客も増加している。富士山に登るには4つ登山ルートがあり、須走ルート、吉田ルート、御殿場ルート、そしてこの富士宮ルートである。それぞれに特徴のあるルートだが、この富士宮ルートは4つの中で1番山頂までの距離が短く、富士登山古来の登山ルートである。山頂までも距離は短いものの、急な岩場が6合目より続いている。さらに山頂である富士山最高峰の剣ヶ峰までは馬の背といわれる急斜面が30分続いたりと登山の醍醐味を十分に味わえるルートでもある。登山道と下山道が同じため、お互いゆずりあいながら登山を楽しむ必要がある。
4つの5合目で一番標高の高い富士宮5合目
富士山に登るには4つのルートから選んで登山できるが、それぞれ5合目といって車でのアクセスが可能な登山入り口がある。この富士宮5合目は4つの5合目の中で1番標高が高い2380メートルまで車で移動することが可能だ。登山が苦手な人でも、出来るだけ富士山の頂上へ近づきたい人にはおすすめ。しかし富士宮5合目からはご来光を見ることができないので注意。ご来光とは富士山から眺める日の出のことで、多くの登山客の目的のひとつでもある。ご来光は山頂から見ることが出来るが、もしも山頂まで行かない、もしくは自信がない場合は吉田ルートや須走ルートなどの山腹でご来光を見ることができる。他のルートも検討すると良い。5合目にはレストハウスもあるので、美しい景色は堪能できそうだ。