混みあわずにゆったり登山
2013年に富士山が世界遺産登録されて以来、富士登山者が増加している。そんな富士山の登山ルートは全部で4つ。須走ルート、富士宮ルート、吉田ルート、そしてこの御殿場コースだ。御殿場ルートはこれらの中で一番利用者が少ない。御殿場口新五合目は、御殿場ルートで登山する入り口である登山口で、標高は1440メートル。他の登山口に比べて1番標高が低いため体を徐々に慣らしていくには最適。その一方、登山距離は一番長くなり、穏やかではあるが体力に自信のある登山者向けとなる。JR御殿場駅から登山シーズンには路線バスが運行している。利用者が少ないため、ゆったりと自分のペースで登山を楽しみたい登山客におすすめのルートだ。注意点としては、道に迷いやすい、距離が長く体に負担の大きい登山ルートであるということ。単調な道が続くが、標高が高い位置であれば登山ルート中に、富士山からの日の出「ご来光」を臨める可能性もあり。登山経験者や体力に自信ある方は、比較的好いている御殿場ルートを試してみては。
御殿場ルート1番の人気は大砂走り
御殿場ルートの下山道には、大砂走りという火山砂利がある。ふかふかとした火山砂利の上をゆっくりと歩くのは難しく、踏ん張っていても小走りになってしまうこの下山道。標高1000メートルをかけ走る爽快感を味わうために下山は混みあうこともある人気のスポットである。走って一気に下山するため短時間で下山が可能だが、登山後の疲れたからだでは一苦労。こちらも体力のある登山客向けであるので、注意が必要だ。