3つの庭園からなる修学院離宮
1659年に後水尾上皇によって造られた比叡山麓にあるこの修学院離宮は、3つの庭園から成り立つ。それら3つの庭園はそれぞれ、上離宮(かみりきゅう)、中離宮(なかりきゅう)、下離宮(しもりきゅう)と呼ばれる。 隣雲亭と窮邃亭と呼ばれる茶室、そして巨大な人工池である浴龍池を中心とした広大な離宮。客殿のある中離宮と、上離宮への拠点であった寿月観が池泉観賞式庭園の中にある下離宮。これらの間には田園が広がり、それぞれの離宮は細道によってつながれている。これらの田園も含め、庭園は国の所有物として管理されており、現在も国によって整備が施された広大な修学院離宮は、茶室と自然との融合した美しい景色が楽しめるとあって京都でも人気の観光地として知られている。
修学院離宮の見学申し込み方法
参観するには郵送、窓口受付、インターネットのいずれかによる事前申込または当日申込をする必要がある。インターネットの場合、宮内庁のホームページから申し込みが出来る。場所選択で、修学院離宮を選択し、参観日希望月を選ぶと、参観可能な日、時間を選択できる。年齢(18歳以上)や人数(4名まで)の制限などもあるため、事前に確認し、早めに申し込んでおくと安全。
修学院周辺を散策
修学院には修学院離宮の他にも様々な寺院がありゆっくり歩いて散策するにはぴったり。水を使わずに石や砂で水を表現する枯山水庭園の曼殊院や、紅葉の名所である赤山禅寺などがあるのもこの修学院。ひっそりとした自然豊かなエリアにはこれらの史跡のほかに、アンティークな雰囲気のカフェやブティックなども多い。