雄大な保津峡の流れに沿って走る嵯峨野観光鉄道
1989年に鉄道の複線化により廃線となったが、雄大な保津峡の流れに沿って走り、自然の景観に恵まれたこの区間の廃線を惜しむ声が多く、1991年に再整備され、観光鉄道として開業された。
四季を楽しむトロッコ列車
京都屈指の観光地として知られる嵐山のJR嵯峨野嵐山駅から、保津川渓谷沿いを7.3km、丹波JR亀岡駅の間を25分で結ぶ観光列車。ディーゼル機関車に引かれる5両編成の列車は、ノスタルジックなデザインに木製の座席、5号車には窓ガラスを取り外したオープン車両『ザ・リッチ号』が接続されている。春は桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通じて様変わりする渓谷の眺めが美しく、絶景ポイントでは列車が小停止し、社内からの写真撮影が可能。渓谷沿いを走り、トンネルや橋を渡り、春は桜並木のトンネルが美しく、秋は紅葉のトンネルの夜間ライトアップも実施される。