京都を一望できる比叡山
京都と滋賀の県境にある標高848メートルの山で、東に琵琶湖を眼下に望み、西には京都を一望できる景勝の地。
ケーブルカーとロープウェーで空中散歩
京都の八瀬比叡山口(やせひえいざんぐち)駅から高低差561mの日本一を誇る叡山ケーブルで約9分の絶景ルート。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉の並木が美しい。比叡山駅の広場からは京都市内のパノラマビューを一望でき、素焼きの皿に願いを書いて谷底になげる昔ながらの願掛け遊びかわらけ投げを体験できる。ここからは京都市街を見下ろしながらロープウェーで3分間の空中散歩で山頂へ。山頂にある「ガーデンミュージアム比叡」ではフランスの印象派絵画の作品を陶板で再現した庭園美術館がある。琵琶湖や京都市街の絶景とともに、四季折々の植物と絵画作品が楽しめ、「花の足湯」も楽しめる。「つつじヶ丘展望台」からは、京都大原の山並みが見渡せ、初夏には広場がつつじの花で満開となる。山頂よりバスで5分または徒歩30分で世界文化遺産の比叡山延暦寺へ到着。延暦寺観光の後は日本最長の坂本ケーブルカーで滋賀県の坂本駅へ向かうのがおすすめ。
仏教の一大聖地 比叡山延暦寺
788年、比叡山山頂に最澄が建立し、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の3地域からなる比叡山延暦寺。それぞれに本堂があり、境内は500ヘクタールにもおよぶ日本仏教の一大聖地として知られ、世界文化遺産に登録されている。根本中堂(国宝)と阿弥陀堂がある東塔と山内で最古の建物釈迦堂がある西塔は見逃せない。