マンガ文化を知るには、外せないスポット!
1000年の歴史をもつ都・京都で、マンガが堪能できる!?そんな意外なスポットが、二条城と京都御所の近くにある。「京都国際マンガミュージアム」は、日本初となるマンガの総合文化施設。明治時代の雑誌や戦後の貸本などの貴重な歴史資料をはじめ、現代の人気作品や世界各国の名作など、約30万点を所蔵している。
5万冊のマンガが並ぶ「マンガの壁」は圧巻!
1番の見どころは、館内の壁に総延長200メートルに渡って広がる「マンガの壁」だ。ここには、1970年代から2005年までに発行された約5万冊のマンガ単行本が並び、自由に読むことができる。1階は少年向け、2階は少女向け、3階は青年向けとジャンル分け。メインギャラリーでは、年代別に当時人気のあったマンガが紹介されている。1番の醍醐味は、好きなマンガを持ち出して、好きな場所で読めること。芝生の上で寝転がって読むこともできる。1度入館料を払えば出入り自由なので、1日中楽しめるのも魅力。館内では飲食禁止だが、お弁当などを持参して芝生やデッキで食べるのもいい。また、1階 エントランスの奥にある「マンガ万博」コーナーもお見逃しなく。英語など他国語に訳されたマンガや、海外のマンガが5,000冊以上並ぶ。
閉校になった小学校を、そのまま博物館に。
「京都国際マンガミュージアム」は、その建物自体も素晴らしい。1929年に建てられた元・龍池小学校の校舎を活用し、当時の佇まいを今に伝えている。本棟1階には、校長室が当時のままに。昔の調度品や今もなおコチコチと時を刻む大時計など、懐かしい雰囲気が漂っている。