遊びながら学べる、京都で唯一の水族館
京都駅中央口から西へ徒歩約15分。京都水族館は、都心のオアシスとして人気の梅小路公園にある。館内は、洞窟や魚眼レンズなど7つのスポットからいきものが観察できる「京の海」大水槽をはじめ、12つの展示エリアで構成。遥かに五重塔を望みながら、イルカパォーマンスも楽しめる。「千年の都、京都でわざわざ水族館へ?」と思うかもしれない。しかしここでは、歴史や文化とは違う角度から、京都への見聞を深めることができる。
京都の自然や、里山風景を再現
最初に出迎えてくれるのは、鴨川と由良川をモチーフにした異なる2つの水槽。ここ京の川では、京都の自然をリアルに表現している。中でも注目は国の特別天然記念物であり、生きた化石とも呼ばれるオオサンショウウオの展示。京都市内を流れる鴨川に暮らすその生態を、見ることができる。その外には、里山風景を再現した「京の里山」が。棚田や用水路、そこに暮らすマズやフナ、カエルなど、古き良き日本の原風景を目にすることができる。
締めくくりは、京都ならではのグルメを満喫
12つの展示エリアを制覇したあとは「ハーベストカフェ」でひと休み。他では味わえない京都ならではのメニューがある。「京漬物ドッグ」は、京都の冬の代表的な漬物“すぐき漬け”を使ったホットドッグ。すぐき漬けのシャキシャキ感、パンのふっくら感、ソーセージのパリパリ感、3つの異なる食感が楽しめる。京都産の豆腐を使ったソフトクリームも人気。大豆のふくよかな甘みとまろやかな舌ざわりが絶品だ。ミュージアムショップには、京都水族館と京都ブランドがコラボした限定品が満載。一風変わったお土産が手に入る。