清水寺の国宝・重要文化財を楽しむ
清水寺は、清水山(音羽山)の中腹に建てられている。清水寺の本堂は、清水の舞台とも呼ばれ、1633年に徳川家光によって再建された。この本堂は江戸時代初期に建築された国宝建造物である。釘などは一切使わずに100本以上のけやきの木で支えられている。 境内の最北部にある成就院には国の名勝に指定されている借景式庭園の「月の庭」がある。燈篭や烏帽子石、池のコントラストが美しい、観賞用の庭である。夜にライトアップされるイベントもある。
清水寺からのパワースポットを楽しむ
本堂を過ぎるとそのわきに、清水山(音羽山)から湧き水がわいている。これは音羽の滝といって、清水寺(清い水=きれいな水)の名前の由来になったといわれる。この水にはご利益があるといわれており、多くの観光客が行列して湧き水を汲む姿が見られる。延命水とも言われ、購入することもできる。重要文化財の子安の塔は安産祈願、本堂の西側にある大黒天像もご利益があるとして手を合わせる観光客が多く見られる。また清水寺に隣接する地主神社は恋愛成就の神社として人気の観光スポット。境内に2つの守護石があるが、一方からもう一方へ目を閉じたままたどり着けば、恋愛が成就するといわれており、若い観光客やカップルに大変人気の観光スポットである。
年間を通してイベントの多い清水寺
清水寺は国宝の本堂をはじめ、重要文化財の建築物も多く見所満載だが、年間を通してイベントも多い。春から秋にかけては、夜間拝観を行っている。また、青龍会と呼ばれる有名なイベントもある。観音様の化身である龍が音羽の水を飲みに来るという言い伝えから始まったもので、龍が境内を練り歩く姿を見学できるとあって、多くの観光客が訪れているイベントである。
清水坂でのんびりお買い物
清水寺の参道である清水坂には、約30店舗のお店が並ぶ。京都ならではの和菓子やお茶、扇子などの京都土産がそろう。清水寺を参拝したあとは、ゆっくり清水坂を歩いて散策してみても面白い。