長谷寺 鎌
倉を初めて訪れたなら、長谷寺は必ず押さえておきたい観光名所である。本堂にある高さ9.18メートルもある木彫りの十一面観音菩薩像は、国内で最大級の大きさを誇る菩薩像だ。また長谷寺には、重要文化財に指定されている十一面観音懸仏が保管されている。懸仏とは、銅製の円板に立体的な菩薩が取り付けられている物。歴史的に価値の高い建造物などの他にも、広い境内には見晴らし台があり、そこからは鎌倉の街と海を見渡すことのできる。さらに、長谷寺は、鎌倉の西方娯楽浄土と言われるほど、年間を通して花が咲き乱れる美しい回遊式庭園で有名でもある。とくに花菖蒲や、紫陽花の名所として有名。
写経・写仏体験
ゆっくりと境内を探索したら、長谷寺の弁天堂で毎日行われている写経や写仏に挑戦してみても面白い。写経とは、仏様のことばであるお経を書き写していく作業のこと。同じく写仏は、仏様の像を描き移すこと。下書きの上から筆でなぞっていくだけなので、日本語ができなくても問題ない。写経、写仏をすることによって、功徳が得られると言われているが、近年は気持ちを無心になり心をリラックスする効果が高いとして人気を博している。書き終わった写経、写仏はその後長谷寺にて納めることができる。