歴史と花を楽しむ神社
鶴岡八幡宮は数多くある八幡社の中でも、三大八幡宮のひとつとして知名度の高い神社である。境内に入ると、立派で大きな石段がある。その上の本宮は国の重要文化財に指定されている。八幡宮の境内には様々な施設があるが、本殿の奥には宝物殿がある。国宝である太刀や御神服、需要文化財である菩薩面や舞楽面などが閲覧できる。また、境内の丸山稲荷社や大鳥居などの建設物も重要文化財である。節分祭、菖蒲祭、七夕祭など1年を通して様々な祭事が行われるのも観光客が多く訪れる理由だろう。また、安産祈願や恋愛成就の神社として多くの若者や家族にも人気が高い。境内の旗上弁財天には子宝や安産のご利益があるといわれる石があり、安産祈願のために多くの人が訪れる。 鶴岡八幡宮は四季折々の花が咲く自然の美しい神社としても有名。春には桜、ツツジ、ボタンが美しく、夏には蓮、秋には紅葉が楽しめる。駅前の交差点から鶴岡八幡宮へ伸びる若宮大路は桜並木で有名。この若宮大路は、源頼朝が妻の北条政子の安産を祈願して作られたといわれている。段葛といって、この大路の一段高くなった道は、両脇が桜並木。春には桜のトンネルと姿を変える。