自然の生み出した壮大な景色
摩周湖は、深さは最深で200メートル以上、世界でも有数の透明度を誇るカルデラ湖。カルデラ湖とは、火山の際に火口部が陥没してできたもの。水の流れ込んでくる川などがないため、不純物の混入も少ないため、透明度の高い湖水が保たれているのだ。季節やその日の天気などで、湖面の表情が変わる美しい湖だ。霧の摩周湖といわれるほど、霧のかかった時期が多い湖だが、摩周ブルーといわれる独特の深い青色をみせることもある。運がよければ、不純物が少ない摩周湖ならではの摩周ブルーに出会えるかもしれない。摩周湖周辺は、火山や森が広がり摩周湖も含めて国立公園として保護されている。
3つの展望台
自然の生み出した壮大な景色は、摩周湖にある3つの展望台からも臨むことが可能。比較的、霧の発生の少ない「裏摩周展望台」、最も人気のある「摩周第一展望台」、そして正面に摩周丘のある「第三摩周展望台」だ。それぞれの展望台からの見る摩周湖にはもちろん違いが。ぷかりと浮かぶカムイシュ島や、摩周丘、屈斜路カルデラなどと共に、七変化する摩周湖に注目しながら楽しみたい。
周囲の温泉街
摩周湖の周辺には、良質なお湯の楽しめる温泉街があり、疲れた旅行客を癒している。第三展望台の近くにあるのが川湯温泉、第一展望台付近には摩周温泉がある。また、弟子屈には宿泊施設はないが、入浴だけを楽しめる温泉場も多い。屈斜路湖に面した池の湯や、コタンの湯など、温泉を渡り歩いてみても。湖に集まる白鳥や、夜空の満点の星空を多にしみながらの贅沢な温泉が楽しめるのも特徴だ。