100年の歴史がつまった洋風庭園
箱根登山鉄道の終点、強羅に開園した日本初のフランス式庭園。特徴は傾斜面で広大な敷地に左右対称に幾何学的に池などを配置していること。強羅公園は洋式庭園として完全な形で現存している非常に貴重な公園だ。坂道と階段の多い園内は正門と西門で40mの標高差があり、冬は、園内の途中から雪が降るという珍しい現象が見られることも。温度差と斜面を生かした景観や植物がみどころでアップダウンをゆっくり楽しみたい。四季折々の花が楽しめる公園だが、中でもひときわ目をひくのはローズガーデン。約140品種、1000株のバラが植えられ、新緑や紅葉とのコラボレーションも見事。
気軽に体験できるテーマパークとしても人気
体験型テーマパークといわれるほど、さまざまな体験ができる。日本文化を気軽に体験できるとして人気の茶室は登録有形文化財に登録されており、3つの茶室からなる。伝統的な茶室とは異なり、近代茶人の趣向を取り入れた新しいスタイルの茶室群だ。そのほかクラフトハウスでは陶芸、トンボ玉、サンドブラスト、吹きガラス、ドライフラワーなどが体験できる。吹きガラスと陶芸以外は当日持ち帰ることが可能。世界に1つしかないオリジナル作品を作ることができ、人気。週末は混雑し、時間がたつのを忘れるほど熱中することもあるため、時間に余裕をもって行きたい。