湿生植物にこだわった植物園
箱根湿生花園は湿原をはじめ川や湖沼など水湿地に生息している植物が中心の植物園。低地から高山へ初期の湿原から発達した湿原へと順番に見てまわれる散策路があるのが特徴。歩きやすく、車いすでもOKだ。沼地や湿地帯が再現され、1周約40分。つくりが丁寧で1つ1つの植物をじっくり見てまわることができる。
8つのゾーンからなる園内
園内は落葉広葉樹林、乾いた草原、低層湿原、ヌマガヤ草原、高山の花畑、高層湿原、仙石原湿原、湿生林の8つの区からなる。毎年12月1日~3月19日は冬期休園期間。3月20日の開園日はマンサクやザゼンソウがお出迎え。下旬からは2万株のミズバショウが咲き始め春の訪れを知らせてくれる。6月は1年で一番美しい時期。園内はもっとも多い100種類以上の花が咲く。10月は隣接する仙石原のススキが見ごろ。一面に広がるススキは太陽の光を浴びると黄金に輝く絨毯となり圧巻。秋真っ盛りの園内は紫色のリンドウや黄色のホトトギスなど色とりどりの花に囲まれる。入り口すぐは外国の山野草が植えられている。外国産の珍しい水生植物がみどころ。入り口の案内板には見ごろの花が随時紹介されており、事前にチェックすることができる。
周辺の観光施設とのセット券がお得
箱根湿生花園は仙石原、ポーラ美術館など観光施設に隣接しており、窓口でセット券を買うのがお得。小田急の高速バスセット券は小田急ホームページでチェックを。