よみがえった幕末時代の姿
鶴ヶ城は、国の史跡に指定されている。戊辰戦争で続いた1ヶ月もの猛撃にも耐え抜いた頑丈な城だったが、石垣のみを残して後に取り壊された。1384年に改修の末、天下の名城としてその名を全国に広めた。市民をはじめ多くの人々の寄付によって天守閣が赤レンガに葺き替えられ、幕末時代の姿が再現された。鶴ヶ城の天守閣内は、会津の武家文化を中心にした博物館になっている。
四季を楽しむ茶室
鶴ヶ城内に復元された茶室麟閣は、福島県指定の重要文化財に指定されている。鶴ヶ城公園内にあり、訪れた観光客はお茶を楽しんだり、また定期的にお茶会が開かれるなどして一般に公開されている。茶道で有名な千利休の子である少庵が建てたといわれており、緑の豊かな自然の中でのんびりとした時間が過ごせそう。東日本でも珍しい草庵風の茶室で、戊辰戦争後、城下にて保存されていたものの、平成2年に元の鶴ヶ城内へと移された。
静かな庭園 御薬園 鶴ヶ城から徒歩15分もいくと、美しくゆったりとした雰囲気の庭園が広がっている。ここは、御薬園といって中心に「心」の字をかたどった回遊式の借景園。薬草を栽培する薬草園があることからこの名がついた。国の名勝にも指定された庭園で、季節折々の花が咲き誇る美しい庭園だ。御薬園しか味わえない秘伝の薬草茶を味わいながら、心癒される時間を過ごしてみては。
会津のいいものを知る
会津若松駅近くにある会津町方伝承館では、会津の伝統工芸や伝統産業に気軽に触れ合うことが出来る。また、背あぶり山では、会津磐梯山と猪苗代湖を一望できる。アスレチック公園やキャンプ場もあり、家族みんなで楽しめる。