福島の海を知ることの出来る水族館
福島の海は、黒潮と親潮が出会う「潮目の海」として知られている。この福島の海の特徴である潮目をテーマに、海についての“なぜ”を“なるほど”に変えてくれるのがアクアマリンふくしま。外の光が降り注ぐ館内には、植物も展示され、親潮の源流オホーツク海、黒潮の源流域熱帯アジアの自然、福島県浜通りの海山川の生態系などが表現されている。福島県の川辺の生き物が見られる「ふくしまの川と沿岸」、キアンコウなどの福島の海の生物を展示した「ふくしまの海」など、福島県だからこそ見られる生物の展示が満載。そしてなにより、潮目の海を象徴する2つの水槽は必見で、総水量2050トン。黒潮の水槽にはかつおやキハダなど、親潮にはクロソイやエゾメバルなどが見られる。もちろんその他にも、アザラシ、ペンギン、さんご礁や熱帯魚などの水族館でおなじみの生き物も見ることが出来る。
体験学習を通して家族で楽しめる
教育機関としての役割に力を注ぐアクアマリンふくしま。体験学習や触れ合える展示で、子供の学びの意識を刺激する。「BIOBIOかっぱの里」は、田んぼや小川など昔懐かしい日本の里地の水辺を再現しており、メダカやタナゴが泳いでいたり、カエルが飼育されている。また田んぼでは実際に田植えや稲刈りも行われ、子供たちも水の中に入って生き物に触れ合える。また屋外に広がる「蛇の目ビーチ」は、磯・干潟・砂浜といった海辺を再現した屋外体験施設。3つのエリアで子供たちは海の生物たちと間近でふれあうことが出来る。その他にも、ワークショップやバックヤードツアーなどを通して環境保全、命の大切さが学べる体験学習が目白押し。