落差24m、白糸のように美しく流れる名勝地
糸島市の南側、羽金山の中腹530mに位置する「白糸の滝」は、岩肌を白い糸のように流れる名勝地。福岡市内から車で1時間、もしくは白糸の滝バス停から徒歩20分。落差約24mのダイナミックな滝で、真っ白なしぶきをあげて落ちる水流は圧巻。滝の周りには、樹齢約300年といわれる県指定天然記念物「萬龍楓(ばんりゅうかえで)」が3本自生し、6月下旬から8月上旬には10万本の色鮮やかなアジサイが咲き乱れ、毎年6月の最終日曜日には「あじさい祭り」が開催される。新緑の5月頃から紅葉の11月頃までは多くの家族連れで賑わう。清流にはサンショウウオも棲息すると言われているほどきれいな水で、滝周辺は、「白糸の滝ふれあいの里」として、四季の茶屋・滝見水車・展望所・ヤマメの釣り堀等が併設されている。
夏はヤマメ釣りやそうめん流しで賑わう
5月頃から夏場の間は、川魚ヤマメを滝の下流に放流しており、レンタル竿でヤマメ釣りが楽しめる。売店ではヤマメの塩焼き、四季の茶屋では、ヤマメを骨ごとさばいたお刺身や様々なヤマメ料理が盛り込まれた「ヤマメ定食」が頂ける。その他にも、夏季限定で竹を使った「そうめん流し」も楽しむことができ、糸島のブランド牛乳「伊都物語」を使った絶品ソフトクリームも人気で、夏場は涼を求めて多くの観光客が訪れる。
周辺には人気カキ氷店や寺院も
白糸の滝から車で10分の場所に、行列のできるカキ氷専門店「村上家本舗白雪」がある。糸のように細かく削ったフワフワのかき氷「白雪」が大人気。また、白糸の滝から車で20分ほどの場所に木造観音像で有名な「雷山千如寺大悲王院(らいざんせんにょじだいひおういん)」もあるので、ぜひ足を延ばしたい。