猫の楽園、青島
愛媛県大洲市長浜町の瀬戸内海海上にある、東京ドームとほぼ同じ面積の小さな島で、2000年頃から猫が自然繁殖し、島民15人に対して島に住み着いている猫が約100匹と、猫好きにはたまらない島。2014年にインターネットやテレビで「猫の楽園」と紹介され、一躍注目を浴びた。1940年頃には島民が880名ほど住んでいたが、若い人が島外に移り住み徐々に人口減少となり、今では車も自転車も1台もなく多くが廃屋となっている。
長浜港から30分の船旅
青島へは、JR伊予長浜駅前の長浜港から船で片道約30分。朝便と昼便の2便があり、2便目は到着後1時間停泊して折り返すので、現地滞在時間は8時間もしくは1時間となる。船の定員は34名だが、朝便に乗船した人が全員昼便で帰ってくるので、昼便は朝便で青島行きに乗船した人数を差し引いた人数に限り乗船できるので、朝便に乗るのがおすすめ。
人懐っこいニャンコがお出迎え
船が到着するとたくさんの猫がお出迎えしてくれる。島内では猫に餌をやることは禁止されており、唯一、船着き場から徒歩3分のコミュニセンター前に「ネコエサ場」が設けられており、観光客が餌を与えても良い場所となっているが、猫の健康を考え、ごく少量をあげることが望ましい。また、タイミングが良ければ、船着き場の防波堤のあたりで島民の方が魚のアラなどの餌やりをする光景が見られる。数十匹もの猫が餌を奪い合い夢中で食べる野性味あふれる光景を見ることができる。島内には売店も自動販売機もないので、事前に準備しておこう。日陰や雨宿りできる場所もないので、晴雨兼用の傘も持っていくとよい。