歴史を感じる建築物たちを楽しむ
東京大学本郷キャンパスは、東京都の中でも古い歴史を持ち、多くの著名な文豪たちも愛した本郷・湯島エリアに位置している。東京大学は国内外でも高い評価を得る国立大学で、多くのノーベル学者や優秀な研究者が学んだ大学である。海外での評価も高く、世界から多くの学生や研究者が訪れている。長い歴史の中で、過去の偉人たちが何度も歩いたキャンパスは自然豊かで、忙しい都会の日常を忘れさせてくれる。赤いレンガ造りの壁を辿ると、まず目につくのは真っ赤な門、通称「赤門」。正式名称は、加賀屋敷御守殿門。国の重要文化財で、１８２７年に旧加賀藩主前田家の御守殿門として建設されたものだ。また、キャンパスの中心に位置するレンガ造りの講堂は「安田講堂」。大学のシンボル的存在で、卒業式などの大事な行事が行われる。その他にも、夏目漱石の「三四郎」で知られる三四郎池、樹齢120年の銀杏並木が安田講堂の正面に伸びる銀杏並木も有名。秋には黄金色に輝き、美しくも厳かな雰囲気に包まれる人気の散歩道だ。
舌も楽しませてくれる東大キャンパス
観光客がそれぞれの研究室に立ち入ることは出来ないが、学食やカフェ、レストランでの食事を楽むことはできる。赤門を入ってすぐのUT café BERTHOLLET ROUGEのランチやパフェ、東大病院最上階のブルークレール精養軒、大正5年からある煉瓦倉庫が美しい東京大学伊藤国際学術研究センター内のカメリアなど、美味しいレストランも多く本格的なメニューが楽しめるのも魅力だ。お腹を満たした後は、学問の街・湯島や本郷をぶらり散策するのがおすすめ。
