100年以上の歴史を持つ下町
月島の歴史は、古く1590年頃このエリアに大阪からの漁師たちが移り住んだのが始まりと言われている。その後の1892年、東京湾を埋め立て開発が進みうまれた町が月島だ。100年以上の歴史を持つ月島は、商店街、運河、路地裏などに、今なお下町(Old Town)情緒を残し続ける。一方、近年リバーシティ21地区に高層マンション群が建設されると街の風景は大きく変わった。今では、古い街と新しい街の風景がクロスオーバーする景観が月島ならではのものとなり、古くから住む人々と新しく住み始めた人たちが快適に住む町として人気が高まりつつある。歴史ある街として祭りも賑やかに行われ、7月の”草市“、8月の”住吉神社大例祭“など、多くの人々が訪れる。
グルメタウン月島の魅力
月島の魅力は、おいしいレストランが多くあることだろう。その中でも、東京下町の味“もんじゃ焼き”は、この町のグルメの代表ともいえる。街の中心的存在、月島西仲通り商店街は別名”もんじゃストリート“と呼ばれ70軒以上のもんじゃの店が軒を連ねるほどだ。 また、もんじゃだけではなく、路地を入ったところにも“通”をうならせる寿司屋、焼肉屋、魚料理屋など東京グルメレストランが点在するので見逃せない。
“もんじゃ”を味わう
東京下町グルメといえば“もんじゃ”。その、もんじゃとは、小麦粉を水で溶いたものに日本のソースを加え、刻んだ野菜などと共に鉄板で焼いて食べるもの。昔は子供のおやつのようなシンプルなものだったが、今では様々な具を加え、メニューが豊富になった。月島では各店が競うようにオリジナルもんじゃを提供しており、肉、魚介類などをふんだんに使った贅沢なもんじゃも多い。また、テーブルに備えられた鉄板の上で、自分で調理しながら熱い物を食べるという独特のスタイルも楽しい経験になるだろう。