東京に夏を告げる花火大会
東京都隅田川の河川敷から上がる約2万発の花火は、東京の夏の風物詩として長い歴史を持つ。その歴史は1733年までさかのぼるが、幾度となく中断されてきた。しかし、1978年からは毎年開催され続け、現在では東京湾大華火祭、江戸川区花火大会と共に、東京三大花火大会のひとつとしてその人気を博している。隅田川花火大会の特徴は、第1会場と第2会場の2箇所からの花火が打ち上がるので、奥行きのある花火のコントラストが楽しめること。更に、伝統的な花火だけではなく、地元の花火業者、及び国内花火競技会にて優秀な成績をおさめた最新の花火や、人気キャラクターをかたどった花火なども打ち上げら、大いに盛り上がる。第1会場は、桜橋下流から言問橋上流、第2会場は駒形橋下流から厩橋上流。打ち上げられる花火が水面に映り、ひと時の納涼感を感じることが出来る。浴衣で出かける人々が多く見られ、夏を感じるイベントだ。
花火を楽しめるおすすめスポット
2箇所の花火が同時に見ることが出来る水戸街道辺りは、盛大な花火の輪のコントラストを楽しめる。曳舟駅近くの銅像堀公園は間近で迫力ある花火を、南千住駅近くの汐入公園内土手はゆったりと花火を楽しめる穴場スポット。隅田川周辺では立ち止まらず歩きながらの観覧するよういわれるので、ゆっくりと座って観覧したい人は、スカイツリーからの花火鑑賞もおすすめだ。また隅田川花火鑑賞クルーズも発売されており、船上からのダイナミックな花火を楽しむこともできる。