熱気あふれるコンテスト形式で優勝を競うパレード
毎年8月の最終土曜日に開催される、日本全国から本格的なサンバダンスチームが集まる、日本最大のサンバカーニバルのコンテスト。1981年から始まり、2016年で35回目を迎える。毎年約50万人の人出があり、浅草の夏の風物詩となっている。パレードコンテストは、S1リーグ9チーム以内、S2リーグ11チーム以内の合計20チーム以内が出場し、トップリーグであるS1チームの人数は150名~300名で構成され、チームオリジナルのサンバ楽曲に合わせて、ダンス・演奏・歌唱が盛り込まれ、大掛かりな山車(アレゴリア)も用意される。チームごとに決めたテーマに合わせて、衣装や演奏、ダンス、躍動感などで競い合い、審査員10名によって審査される。
本場リオに負けない渾身のパレード
S1リーグ出場チームは、実行委員会に認定された大規模なチームで、S2リーグで優勝したチームだけが翌年S1リーグに昇格できる権利が与えられる。他にも、地元の浅草っ子のブラスバンドなどによるコミュニケーションリーグや、特別協賛の企業チームや本場ブラジルダンサーも登場するテーマサンバリーグも行われる。一番の見どころのS1リーグのパレードでは、各チーム8つのパートに分かれており、全員がそろいの衣装・決まった動き・振り付けで踊るパートや、個人の踊りを見せる花形のパートで華麗なサンバステップを披露するバシスタ、トップダンサーでタスキをかけたハイーニャダバテリアは見逃せない。浅草寺二天門前からスタートし、右折して雷門通りを進み、国際通り手前がゴールとなる。雷門付近は一番パレードが盛り上がるおすすめスポットだ。