識名園

琉球王国の外交の舞台としても活躍した、世界遺産の庭園。

フォトギャラリーを見る
首里城の南約2kmに設けられた琉球王家の別邸。日本庭園を基本に中国の様式が混在。琉球庭園ならではの美しい景観が楽しめる。
営業時間

4月1日~9月30日 9:00am〜6:00pm 10月1日~3月31日 9:00am~5:30pm 休園日:水曜日 (その日が休日又は「慰霊の日」(6月23日)のときは、その翌日)
料金
Adult: 400 YEN
Children: 200 YEN
住所
沖縄県那覇市字真地421-7
電話番号
(098) 855-5936

画像&動画

フォトギャラリーを見る

About

日本と中国の様式を取り入れた、琉球独自の回遊式庭園。

琉球王家の別邸として、首里城から南に約2kmの場所に設けられた識名園。1799年造営で、国王一家の保養や、中国皇帝の使者である冊封使(さっぽうし)の接待などに利用されてきた。庭園の造りは、池の周りを歩きながら景色の移り変わりを楽しむ回遊式庭園。日本庭園の様式を基本に設計されているが、石橋や池に浮かぶ六角堂は中国風の建築様式だ。日本と中国、異国の様式が混在することで、琉球庭園という独自の美しさを造り上げた名園と名高い。第二次世界大戦の沖縄戦では壊滅的な被害を受けたが、1975年から20年をかけて復元。2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして、首里城らとともに世界遺産に登録された。  

おもてなしの心を感じる、琉球王家自慢の別邸へ。

池のほとりに佇む赤瓦屋根の建物が御殿(うどぅん)。総面積およそ160坪を誇る、開放的な別邸だ。一見、沖縄の民家に見えるが、当時は上流階級のみが許された格調高い造りだったという。琉球王国で茶道が盛んだったことを示す茶の間や、大きなまな板が目に入る台所、料理を温め直すための御茶湯御酒羹所(おちゃゆおさけあつものどころ)など、多くの人々をもてなしてきた歴史を垣間見ることができる。御殿の見学後は、ぜひ展望台である勧耕台(かんこうだい)へ。しかし、展望台ということで沖縄の美しい海を期待すると、裏切られることになる。これは、琉球王朝の外交戦術のひとつ。中国からきた冊封使たちに対して、琉球国が広い国であるとアピールするため、あえて海が見えない造りになっているという。

もっと見る

Plan your trip to okinawa

Chat with a local tour guide who can help organize your trip.

Request a Tour