東大寺 二月堂

奈良時代から途切れることなく続く、悔過法会の舞台

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東大寺法華堂の北に位置し、修二会(お水取り)で知られる「二月堂」。大仏殿の屋根を眼下に、奈良市街が一望できるビューポイントとしても有名だ。
営業時間
土 ( 12:0 AM ~ 12:0 AM )
日 ( 12:0 AM ~ 12:0 AM )
平日 ( 12:0 AM ~ 12:0 AM )
住所
東大寺二月堂,奈良県奈良市雑司町406-1

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About

仏教行事「修二会」に特化した、仏堂

「二月堂」とは、東大寺にある仏堂のひとつ。現在の建物は1669年に再建されたお堂。2005年12月に国宝に指定された。この建物は修二会(しゅにえ)と呼ばれる仏教行事に特化した、特異な空間構成が特徴。ご本尊は大観音、小観音と呼ばれる2体の十一面観音像。どちらも何人も拝観することが許されない、絶対秘仏である。「二月堂」のすぐ南にある「三月堂」で知られる法華堂。これらがある一画は、「上院」と呼ばれている。ここは大仏開眼以前から存在した東大寺の前身寺院があった場所と言われ、遺構や8世紀前半の瓦などが出土している。

1200年以上、絶えることなく続く法要「修二会」

修二会とは、「二月堂」のご本尊である十一面観音に、練行衆とよばれる僧侶たちが世の中の人々に代わって人々が犯している罪や過ちを懺悔し、国家安泰等を祈る祈願法要のこと。752年に始められて以来、一度も絶えることなく続けられている。かつては旧暦の2月1日から14日まで行われていたことから、2月に修する法会として修二会と名付けられた。現在は3月1日から14日まで行なわれている。3月12日深夜に行われるお水取りは、若狭井(わかさい)という井戸から観音様にお供えするお香水(おこうずい)を汲み上げる儀式である。また、行を勤める練行衆の道明かりとして、毎夜大きな松明に火がともされる。暗闇に火の粉を散らしながら松明が激しく燃え盛る光景は、奈良の人々にとって冬の終わりを告げる風物詩でもある。これらのことから、修二会は一般に「お水取り」や「お松明」ともよばれる。

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