戦国時代の刀や武具から源氏物語まで
徳川美術館は、江戸時代の初代将軍、徳川家康の遺品を中心に徳川家の大名道具や武具等を展示していることで有名だ。、徳川家康の遺品、そして軍を率いていた戦国大名時代の刀や武具類を初め、服飾品や茶道用具、絵画や婚礼道具などが展示されている。その数は大変多く、国宝9点、重要文化財59点などを含め1万点以上。戦に使われた刀などが多く展示されており、戦国ファンには見所満載。徳川家に代々伝わっていた重宝の数々には目を見張ることだろう。美しい着物や調度品の数々など、当時の華やかな徳川一族の生活にも注目したい。 展示室は全部で6つ。第1展示室には武家のシンボルである刀や武具、第2展示室には茶の湯、第3展示室は書院飾りの室礼、第4展示室には能舞台、第5展示室には大名の夫人たちが奥で利用していた奥道具が展示されている。また、国宝である源氏物語絵巻が保管されていることでも有名。第6展示室では、美しい書体や絵画を間近で観察できる。
イベントでもっと楽しく学ぼう
ボランティアの解説員が展示を解説してくれ、体験学習を実施している徳川美術館。深く歴史を学びたい旅行者にはおすすめだ。また展示されているお茶道具を間近で観察できる徳川茶会も開催されている。それぞれ日程や時間が異なるため、HPを随時確認する必要があるが、機会があれば是非参加して欲しい。また常時ある展示室に加えて、期間限定の企画展もみのがせない。国宝の源氏物語絵巻などもいつもは複製を展示しているが、実物を見られる場合もある。