大須観音を会場にイベントが繰り広げられる
大須観音と呼ばれ親しまれている観音。徳川家康が移築した。本堂は戦災焼失したが、1960年に再建している。大須観音は地元商店街でのイベントも有名だ。まず毎月18、28日に骨董市が大須観音寺のご本尊縁日として開かれる。絵画や着物、古書や古銭、ブリキのおもちゃや昔のアニメなど古き良き時代を感じさせる物がずらり。18日には健康で長生きできるといわれる甘酒が先着無料で提供される。毎年8月、にっぽんど真ん中祭りは、日本のど真ん中である名古屋一帯各地で行われるが、大須観音も会場となる。国内外200チーム、23000人が地域文化を踊りで表現。華やかな衣装やダイナミックな踊りに目が離せない。全員参加型がコンセプトで、観客も一緒に踊る「総踊り」は感動だ。2010年に「世界一の総踊り」としてギネス世界記録に認定された。 日本で最初に行われた大道芸のイベント、大道町人祭。毎年10月大須商店街で開催。芸人との距離の近さが魅力の大道芸人ショーはもちろん、メインはおいらん道中。江戸時代、お客さんを楽しませることを仕事にしていたおいらん。一般公募で選ばれた女性たちが華やかなおいらんに変身し大須の街を歩く。 世界コスプレサミットは大須夏まつりとコラボで開催される。“名古屋の秋葉原”と呼ばれるほどアニメやゲーム関連のお店が多い大須商店街。国土交通省が行う「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の一環として認められ、外務省や国土交通省が援助。毎年夏に開催され、世界的な関心を集めている。各国の予選を勝ち抜いたコスプレイヤーが集まり世界一を決めるチャンピオンシップやパレードが行われる。