紅葉の時期の美しさは圧巻
愛知県豊田市足助町にある香嵐渓。足助町は「歴史と伝統と創造の町」としてその伝統的な歴史遺産や大自然をアピールしている町だ。香嵐渓はそんな足助町の大自然を楽しめる渓谷。1634年に同じく足助町にある香積寺の参道にカエデや杉の木を植え始めたことから始まり、散歩道などが作られ今の香嵐渓となった。真っ赤な待月橋は香嵐渓のシンボル的存在。四季おりおりに美しい自然を味わえるとあって人気の観光地である。山野草の咲く春、青々とした緑が映える夏、紅葉の秋、そして冬の雪景色とちがった表情をみせる。 広大な大自然が魅力の香嵐渓だが、一番の人気はやはり紅葉の時期。約4000本のもみじが黄色や赤に染まり、渓谷全体を美しいもみじで覆いつくす様子は圧巻。11月初旬より紅葉が見られる香嵐渓では、夜のライトアップも行っている。ライトアップは日没から午後9時まで。同時に香嵐渓もみじ祭りが行われ、12月初旬ごろまで紅葉が見ごろだ。また、3月下旬からはかたくりの花が開花する。天気の良い日、早春の妖精といわれるかたくりの花を見ながら散策してみても。
香嵐渓周辺のみどころ
香嵐渓周辺には自然や歴史的建造物など、まだまだ見所が満載。足助町は戦国時代にその町並みの原型が構成され、江戸時代には現状のまち割りになった。防火のために漆喰で塗り固めた町屋が並ぶ足助町。江戸時代の面影を残す町並みや、足助城などの歴史的建造物を見て回るのも楽しい。また、もみじで有名な香積寺や第2の香嵐渓といわれる観音山などで自然を満喫しても良いだろう。