2000年前の人が暮らした鍾乳洞
日本3大鍾乳洞の一つで三宝山の中腹にある石灰洞穴。大きくは3つの洞に分かれ、24本の支洞が複雑に入り組んだ迷宮型の鍾乳洞で、総距離4kmにも達するといわれる。そのうち、1Kmが観光用に公開されている場所。鍾乳洞内は年間を通じて平均15度くらいとひんやりしており、入口には入洞者の安全守護神として祀られる「龍王神社」がある。鍾乳洞内にはシャンデリアや坂本龍馬など様々な面白い形の鍾乳石が見られ、出口付近には2000年前の弥生時代の穴居生活で生活をしていた跡があり、鍾乳石に巻き込まれた当時の弥生土器は世界的にも珍しい資料となっている。鍾乳洞に隣接して、洞内より発見された資料を展示や自然環境の学術的資料が展示されている「博物館」と、特殊鶏の産地として有名な高知県の特別天然記念物尾長鶏などを飼育展示している「珍鳥センター」があり、ともに入場無料で見学できる。
本格的アドベンチャーが楽しめる体験型ツアー
一般観光コース(予約不要)の他に2つコースがあり、一番人気は「冒険コース」だ。前日までの電話予約でヘルメットにヘッドランプをつけ、さらにつなぎ服と長靴をレンタルすることもできる。ガイドと共にまっくら闇を進み、観光コースの途中より別ルートの冒険コースに入り約200mの距離を狭い道を這って進んだり、木のはしごを上ったり、崖のぼりをしたり本格的な冒険が体験できる。子供連れに人気のコースは「暗やみ体験コース」。第二日曜のみに開催されており、一般観光コースの電気設備を切り、ちょうちんの明かりだけで進む安全でスリルが味わえるコースだ。