北川村の雄大な自然とモネの世界が見事に融合
北川村が村おこしのために長年交渉を重ね、印象派画家の巨匠クロード・モネがフランスのジヴェルニーにおいて自ら絵を描くために造った庭を、クロード・モネ財団の協力を得て再現した、世界でここにしかないモネ公認の庭。約3万㎡の広大な敷地に約68000本の草花が植えられ、四季折々の美しい景観が楽しめる。園内には3つの庭があり、モネが地中海の光の中で描いた作品をテーマにした庭「光の庭」、画家のパレットのような色彩の庭は四季の花々が咲く「花の庭」、モネの連作『睡蓮』を彷彿させる「水の庭」があり、ギャラリーから花の庭へと続くオープンデッキからは山々や川、海までもが見え、夕方には太平洋に沈む夕日が美しい。滑り台、平均台などを備えた子供向けの「遊びの森」や、モネが暮らしたキッチンやダイニングをモチーフにデザインしたカフェ、手作りパンやアイスの売店、モネグッズが揃うギャラリーショップもあり、壮大な借景は北川村ならではで、ゆっくりと花々を観察しながら散策を楽しみたい。
ここでしか見られない青い睡蓮
睡蓮の開花時期は4月下旬~11月初旬だが、春から初夏は彩りも豊かで特に美しい時期で、5月下旬にはモネがこだわったバラのアーチが咲き、睡蓮も数多く見られる。本場フランスのジヴェルニーの庭では気候の関係で生育できない「青い睡蓮」は、ジヴェルニーの庭の管理者ジルベール・ヴァエ氏の強い意向により、ここ北川村では6月下旬に見ることができる貴重な睡蓮。その他にもチューリップ、アイスランドポピー、ダリア、セージなど、季節によって様々な種類の花を楽しむことができる。