自然豊かなハイキングコースとして人気
鎌倉市は北・東・西の三方が標高50~100m程度の丘。ふもとは谷が多く南側は海に面しており、自然豊かな地形だ。公園や寺社も多いため、ハイキングコースとして最適。散策コースも含めるとモデルコースは14ほど。特に人気が高いのは2つ。1つは天園ハイキングコース。寺の格式を表す“鎌倉五山”第1位の建長寺や鎌倉市で最も高い太平山、鎌倉駅前の小町通りなど約3時間のコース。富士山や相模湾を見渡すことができる眺望と鎌倉の街並みやショッピングを同時に楽しめる。時間があればショッピングの前に鶴岡八幡宮へ行くのもいい。鳩が神の使いとされ、本宮の門にかかれた「八」の字は鳩をかたどっている。鎌倉名物「鳩サブレー」の由来にもなっている。季節を問わず1年中訪れることが可能。
大仏は一見の価値あり
もう1つは大仏コース。100年以上の歴史をもつ路面電車の「長谷」駅から約2時間のコース。高さ11.3mの大仏は仏像として鎌倉で唯一の国宝に指定されている。日本3大大仏で中を見ることができるのは鎌倉大仏だけ。ほとんど当時のままの状態で大地震でも絶対倒れないようになっている。縁結びの神社「葛原岡神社」で休憩を。絵馬や鈴、お守りやおみくじなど恋愛にまつわる様々なグッズが置かれている。コース外だが時間があれば銭洗弁財天へ寄ろう。鎌倉5名水の1つで、洞窟内に湧き出る水でお金を洗うと倍になるといわれている。そのほか海沿いを歩くコースや戦場跡をめぐるコースもあり好みに合わせて歩くことができる。