源頼朝がお礼として建てたとされる佐助稲荷神社
鎌倉の初代将軍源頼朝が宿敵である平家を滅ぼしたあと、お礼として佐助稲荷を建てた。 頼朝の出世にあやかり、商売繁盛や仕事開運、学業成就などのご利益があるといわれるようになった。稲荷神とは古代、農作物の実りをもたらす神とされてきた。
稲荷神の使いであるキツネが神社を守る
目にも鮮やかな赤い鳥居のある石段をのぼると境内にはいたるところにキツネの像がある。授与所ではキツネの像を買うことができ、参拝客はそれを境内に置いていく。拝殿の左側、古い稲荷群には大小無数のキツネたちがまるでお祭りでもしているかのようにひしめき合っており、不思議な空間だ。右側には霊狐泉と呼ばれる洞があり、湧き水がある。洞のなかを覗くと涼しげな空気が顔にあたり神聖な気持ちになる。境内にはリスの姿が見られることが多く、人馴れしていて手を伸ばせば撫でられそうなほど近寄ってくる。参道から拝殿、本殿と坂道になっており、本殿の先にのびる山道は急こう配の斜面。そこは大仏ハイキングコースになっており、銭洗い弁天に続いているため一緒に回るのがいい。のぼり道が少々険しいため体力に自信がある人は佐助稲荷神社から、そうでない人は銭洗い弁天から下ってくるといい。