“老婆の髪”の様な滝は繊細かつダイナミックな壮観
石川県と岐阜県をつなぐ「白山白川郷ホワイトロード」は、緑鮮やかな初夏から、木々が赤く染まる秋まで、美しい自然風景が楽しめる山岳道路だ。「姥ヶ滝」は石川県側にあり、一番の見どころとして観光客が多く訪れる。落差76m、幅100mの幅広の滝で、山の岩肌を幾重もの細かい水が白く落ちていく様子は、“老婆が白髪を振り乱したよう”と例えられており、姥ヶ滝=老女の様な滝、という名前の由来になっている。岩肌を激しく流れ落ちる滝は、一筋一筋の流れが繊細ながらダイナミック!特に秋、赤く染まった木々を背景に、山肌を滑るように落ちていく白い滝の姿は壮観だ。その姿は、日本の滝百選に選ばれている。
マイナスイオンたっぷりの自然散策路を歩き「足湯」でゆったり
「姥ヶ滝」へは、白山白川郷ホワイトロード沿いにある「蛇谷園地駐車場」から行くことができる。「姥ヶ滝」への道は整備されており、駐車場から滝までは20分ほどの自然散策路になっている。季節ごとの美しさを見せる雄大な山や原生林や、川の風景を眺めながら散策を楽しみ、やがて辿り着く滝の姿は感動的である。滝の真下近くまで降りていく事ができ、迫力ある姿を間近で見る事ができる。また、姥ヶ滝に流れる「蛇谷川」を挟んだ向かいには、温泉「親谷の湯」があり、無料で利用できる“足湯温泉”として人気が高い。天然の湯に足をつけ、くつろぎながら見る滝もまた素晴らしい。
遊歩道は急な階段があるため、散策にはスニーカーなど安全な靴を選ぶこと。