日本発祥の地として歴史に触れる
「古事記」によると、おのころじま神社は伊弉諾命・伊弉冉命の国生みの聖地として知られる。伊弉諾命・伊弉冉命の2神が祀られているおり、縁結びや安産のご利益を求めて多くの人々が訪れている神社だ。最も有名なのは、真っ赤な大鳥居。その大きさは高さ21.7メートルと、見上げるような大きさで圧巻。おのころじま神社の大鳥居は、日本三大鳥居とひとつとしてしられており、厳島神社、平安神宮と並び有名である。その大鳥居のすぐそばに優雅にそびえる大きな松の木にも注目。普通、松葉は2つに分かれているが、この松の木の松葉は3つに分かれておりとても珍しい。縁起物として人々に愛されている松の木だ。また、四季を通して豊かな自然が広がるおのころじま神社の風景は、更に心を癒してくれる。
祈りを込めて訪れたら・・・
大鳥居をくぐり進むと、正殿がある。結婚式や七五三などのご祈祷はここで行われる。（参拝は自由にできるが、ご祈祷を希望する場合は事前に要連絡。）正殿の東にはご神木、西には伊弉諾命・伊弉冉命の御子神さまが祀られている八百萬神社がある。安産祈願に訪れる妊婦さんは、是非神社西側にある「安産の産宮神社（お砂所）」を参拝してほしい。縁結びや夫婦円満の祈願は、「鶺鴒石」がおすすめ。紅白の縄がまかれた石なのだが、新しい出会いを求める場合は、まず白、そして赤の縄に触れお祈りを。一人で参拝し、今ある絆を深める場合は、まずは赤、そして白の縄を触り祈ると良い。なお、2人で祈願に来た場合は、男性は赤、女性は白の縄に触れ、お互いに手をつないで祈願すると良いとされている。
