パッチワークの路
北海道美瑛の丘は、農業が盛んであるこの地特有のもの。この丘の農業景観こそが、美瑛の一番の観光スポットだ。農業のために森林を今の農場へと整え、現在の広大な丘へと姿を変えてきた。大雪山十勝岳連峰のふもとにある美瑛は、畑作が盛んで、特に連作防止のため次々と違う作物を植えるので、まるでパッチワークのように異なった色の丘が連なっている。そのためパッチワークの路と呼ばれているのが、美瑛の市街地を挟んで北西側の丘。美瑛の丘の2大観光コースのひとつである。全体をぐるりと見渡せる北西の丘展望公園からの景色もおすすめ。ピラミッド型をした展望台で、十勝岳連峰をのぞむこともできる。悠々と広がる丘陵風景の中にぽつりと立つ木は、ケンとメリーの木、セブンスターの木だ。CMや商品パッケージに使用されるなどして有名になった。パッチワークのように見える丘は、二度と同じ景色になることはなく、いつ訪れても新鮮な感動を与えてくれるはず。
パノラマロード
美瑛の市街地の南にあるのが、このパノラマロード。もうひとつの美瑛の２大観光コースである。パッチワークの路よりも同じ景色がずっと続き更に広大さが強調されている。さわやかな緑一色、どこまでも広がる丘はパッチワークの路とはまた一味違う、さわやかな印象のある丘陵風景が楽しめる。新栄の丘展望台、三愛の丘展望公園から周囲を見渡すことが可能。また、2001年にオープンした花園「四季彩の丘」が美瑛を代表する観光地に加わった。東京ドーム３個分にもなる敷地内の丘に様々な花が咲き広がる様子は必見の美しさ。
