広大な美瑛の丘を満喫
北海道美瑛は農業の盛んな地域で、広大な農地が広がる丘の景色が魅力の観光地だ。異なる作物を植えているためまるでパッチワークのように色の異なる農地が続くパッチワークの路や、周囲の景色が360度ぐるりと楽しめるパノラマロードなど、美しい景観を存分に楽しめる。四季を通して様々に表情の変える丘陵地帯。
1本のカシワの木が丘の象徴に
美瑛のどこまでも続く丘が美しいパッチワークの路に、1本のカシワの木が植わっている。この木が一躍有名になったのは、1976年にタバコ「セブンスター」のパッケージに使用されたため。この1本の木以外、周囲にはただただ農地が広がるばかり。思わずずっと見入ってしまう風景に、自然と心が癒されていくのを感じる。春や夏には、花や緑が美しく、秋や冬には哀愁の漂う景色に出会うことが出来る。特に冬にはあたりは一面雪で真っ白になり、緑の葉も落ちたカシワの木が風情のある景観を作り出す。
お気に入りの木を見つる楽しみも
このセブンスターの木以外にも、美瑛にはいくつかの有名な木がある。「ケンとメリーの木」は、自動車会社のCMに起用され有名になったポプラの木。背景に広がる山々とのコラボレーションは最高に美しい。また、3本の木がまるで親子のように寄り添う「親子の木」は、美瑛の町から4kmほどにあるカシワの木。マイルドセブンのパッケージに使用されたマイルドセブンの丘も見渡せる位置にあり、広大な周囲の景観を際立たせている。その他にも「哲学の木」など、どの木も周囲は農地。農家の邪魔にならないように景色を楽しむ配慮を。