考え事をしているかのようなポプラの木
哲学の木は、北海道美瑛町の観光スポットでも有名な名所のひとつ。広々とした農地の真ん中に、ぽつんとたたずんでいるポプラの木だ。どこまでも続く丘の上にあるが、その傾斜とは逆の方向に傾いており、その姿がまるで何かを考えているように見えることから「哲学の木」と呼ばれるようになった。緑の葉が生き生きとする暖かな季節は、その生命力に心うたれる。また冬には、厳しい北海道の冬に耐え忍ぶ姿がさらに物思いにふけっているようにも見える。どの季節に訪ねても違った表情を見せてくれるだろう。しかし最近では観光客のマナーに苦言も。観光客のマナーの悪さが問題になり、現在は写真撮影も禁止されている。
美瑛の2大観光スポット
大自然にふれることで心まで豊かになりそうな、素晴らしい景観を楽しめる人気の観光地、美瑛。美瑛には2大観光コース「パッチワークの路」と「パノラマロード」である。パッチワークの路は、様々な作物や花が育てられている農地がまるでパッチワークのように見える美瑛町の北西側のコース。そして工芸品やフォトギャラリーなどの楽しめる施設や、展望公園などのある美瑛町南側一帯の観光コースが、パノラマコースである。 パノラマロードコースには、哲学の木の他にも美瑛が有名になるきっかけを作った写真家・前田真三氏のギャラリーや、壮大な景色を眺めることのできる展望公園、動物に触れ合える千代田ファームやクリスマスツリーのように見えることからクリスマスツリーの木と呼ばれるトウヒの木などの観光スポットも多い。