1年を通して楽しめる自然体験
北海道唯一の国営公園である「国営滝野すずらん丘陵公園」は400ヘクタールという目を見張る大きさを誇っている。アシリベツの滝が特に有名であり、この滝野という地名の由来でもある。中心ゾーン・渓流ゾーン、そして西と東の2つに分かれる滝の森ゾーンの計4つのエリアからなりたつ。春、夏、秋、冬と異なったイベントを通して、季節によって変わる豊かな自然を満喫できる。春には公園のあちこちで咲く花を楽しむことができる。桜はもちろんのこと、キタコブシの白い花やフクジュソウの黄色の花が山々を囲む。また冬眠から目覚めた動物を観察もできるだろう。6月にはすずらんが咲き始め、春にも増して花の季節となる公園内の夏には、昆虫など動物たちの生命力あふれる自然を体感できる。秋の紅葉や冬の雪景色など、ガイドツアーを通して自然散策もおすすめだ。また、スポーツなどアクティビティも盛ん。冬のスノーシューやチューブそり、スキーなど雪を思いっきり満喫できるのは北海道ならでは。もちろん、夏の緑鮮やかな時期のアクティビティも人気。サイクリングや滝めぐり、水遊びなどが体験できる。それに加えて、さまざまな遊具が設置された「こどもの谷」や「森のすみか」は家族連れにぜひおすすめしたい。森に生きる動物や自然世界をモチーフに遊びながら学べる環境になっている。小さな子供たちが自然と触れ合うきっかけにもってこいの公園でもある。