行動展示でいちやく有名に
現在、年間300万人以上が訪れ、国内はもちろんのこと海外からの観光客にも人気を集めている旭山動物園。1990年代には20万人にまで落ち込んでいた年間入園数だったが、動物たちを間近で観察したり、動物たちのありのまま姿を活かす旭山動物園の様々な工夫により建て直し、日本一の動物園へと成長。地方再生の好例として、また自治体のビジネス成功例としても、全国から注目される動物園である。
動物たちの素顔を垣間見る
1997年より手がけられてきた行動展示。動物の自然な行動を観察できるように、すみずみまで考え抜かれた飼育方法によって、生きいきと生活する動物たちは必見。まず、はじめて行動展示が取り入れられた「ととりの村」。観察できる施設。一般的には飛ばないように羽を切って展示されていることの多い鳥たちだが、この巨大なバードケージの中に放たれた鳥たちは自由に飛び交っている。多くのファンを持つ「ペンギン館」では、360度見渡せる水中トンネルが。冬には園内を散歩するペンギンたちにも出会うことができる。さらに、ホッキョクグマの自然繁殖の成功でも有名な旭山動物園。堀を利用し、柵がないので、まるで野生のホッキョクグマを眺めているような開放感がある。運がよければ、プールへダイブする迫力ある姿も見られるかも!?その他にも、動物と同じ視線で観察できる「もうじゅう館」や、オランウータンの空中散歩が楽しい「おらんうーたん館」なども人気。昼は寝てばかりの野生動物の活動様子が観察できる夜間営業もおすすめだ。