カキを手軽に食べられる店舗が集まるオイスターロード
「ひろしまオイスターロード」とは瀬戸内海沿岸を中心に手軽にカキを食べることができる店舗をつなげた総称。2010年に広島県内5店舗でスタートし、2015年には10店舗となる。カキ生産者直営店やデパートの屋上を利用した店もあり毎年30万人以上が訪れる人気事業となっている。店舗スタイルは期間営業だが気軽にカキを食べることができるかき小屋と1年中カキを食べられるレストランタイプの2つ。
生産量全国1位の広島カキ
広島では400年以上も前の室町時代からカキの養殖が行われ、幕末には大阪でかきを調理して食べる「かき船」が人気だった。カキはタンパク質、ビタミン、ミネラルなど栄養がバランス良く含まれた食品。中でも広島のカキは中国山地から流れる豊富な栄養分が瀬戸内海へ運び込まれ、カキの餌となるプランクトンがよく育つため味わい豊かで高品質。波が穏やかで適度な潮の流れなど養殖に最適な環境でもある。生産者の努力も実り生産量は全国1位。
何といっても手ごろな値段が魅力
かきの旬は11月から5月頃のため、かき小屋は毎年10月中旬~5月下旬までの期間限定営業。新鮮な殻つきのカキが1kg1000円~1500円ほどで食べられる。炭火で網焼きにしたり、30cm四方の缶に水とカキを入れて蒸す「ガンガン蒸し」など食べ方もさまざま。新鮮なカキが手ごろな値段で食べられるので地元の人にも人気となっている。