個性豊かな車両がファンを魅了し続ける、人気特急
小田急電鉄が運行する特急列車および特急車両の総称が小田急ロマンスカー、。新宿と箱根湯本を結ぶ「スーパーはこね」や、新宿と小田原を結ぶ「さがみ」、新宿と御殿場を結ぶ「あさぎり」、新宿と片瀬江ノ島を結ぶ「えのしま」、東京メトロ千代田線に直通で北千住と箱根湯本を結ぶ「メトロはこね」、北千住と本厚木を結ぶ「メトロさがみ」などの路線がある。運行区間によって列車の車種が異なるのも、楽しみのひとつだ。
一度は乗りたい、ロマンスカーのシンボル「展望席」
初めて小田急ロマンスカーに展望席が設置されたのは1963年。以来、展望席はロマンスカーのシンボルとして親しまれている。展望席が設置されている列車は新宿・箱根間を走るVSE(5000形)と、LSE(7000形)の2種類。VSE(5000形) の展望席は窓枠がない大きな窓から、フロントビューが楽しめるのが特徴。シートピッチも1150mmあり、ゆったりとした座席も魅力だ。ロマンスカーとしてはじめて展望席を設置したLSE(7000形)の展望席は、ノスタルジックな雰囲気が魅力。どちらとも人気の座席なので、早めの予約がおすすめだ。
流れる車窓を眺めながらの食事やおやつは、列車旅の醍醐味
小田急ロマンスカー(一部を除く)ではワゴンサービスやカウンターで、食事や飲み物を販売している。中でも新宿と箱根間を走る「スーパーはこね」と「はこね」で使用しているVSE(5000形)には、車内にカフェコーナーを設置。注文のドリンクを紙コップではなくオリジナルデザインのグラスで提供するなど、サービスにも定評がある。またロマンスカーアテンダントが座席で注文を取り、届けてくれるシートサービスも。ロマンスカーをかたどったお弁当や東京の老舗とのコラボメニューなど、目や舌で楽しめるメニューが揃う。「あさぎり」「さがみ」「ホームウェイ」の全列車、「えのしま」と、「はこね」の一部の列車では車内販売を行っていないので、ご注意を。