楽しむ温泉から病気を治す温泉まで体験できる
草津のシンボル“湯畑”。温泉街の中心に位置し、毎分4000リットルの温泉が湧き出る。町の真ん中にある湯畑は迫力満点だ。湯けむりや硫黄の香り、浴衣を着た人たちが手ぬぐい片手に町を歩く様子など、町全体が温泉気分を盛り上げてくれる。夜には湯畑がライトアップされ、1日中活気のある温泉街だ。13ヶ所の共同浴場は草津温泉ならでは。。町民も観光客も無料で入浴できる小さな浴場は町民によって大切に運営されているのだ。それぞれ引いている源泉が異なるため見た目も透明なものから濁ったものまでさまざま。旅館の間や土産物屋の裏にたたずんでいる浴場もあり、見つけながらの街歩きも楽しい。草津に来たら必ず立ち寄ってほしい場所は「熱乃湯」。名物“湯もみショー”を開催している。草津のお湯は非常に高温であるため古くから木の板を使って1日に4回、お湯をかき混ぜていた。これがいわゆる“湯もみ「熱乃湯」ではその伝統風習が再現され、鑑賞することができる。さらに毎週土・日・祝日は実際に体験することもできるので、ぜひ1度試してほしい。現在は改修工事中で2015年4月29日仮オープンの予定。また「千代の湯」では“時間湯”という入浴方法が体験できる。湯もみで温度を下げたあとに桶で湯を3~40杯かぶり、続いて47~48度の湯に3分つかる。このとき湯長が号令をかけるのでお客さんは“おー”と返事をする。湯治に特化した草津に伝わる伝統的な入浴方法だ。