5つの湖に5つの水質、多様な生態系が息づく三方五湖
緩やかな丘陵を描く低い山々に囲まれて、5つの湖が輝く三方五湖。隣り合わせに並びながら、それぞれが異なる水質を持ち、季節によってデリケートに色合いが変化することから「五色の湖」と呼ばれている。最大面積を誇る汽水湖の「水月湖」、海の魚介が豊富な海水湖の「日向湖」、完全淡水ならではのコイやフナ、ウナギが獲れる「三方湖」、レガッタの大会が開かれ南北に長い形を持つ「久々子湖」、最小ながらワシやカモなど鳥類の生息地となっている「菅湖」の5つの湖からできている。2005年には、ラムサール条約指定湿地に登録され、豊かな自然環境が保護されている名勝である。
360℃全視界の大自然は「誓い」を立てる人気スポット
三方五湖を最も美しく見晴らせる「山頂公園」は、ぜひ訪れたいスポットだ。標高約400mの梅丈岳の頂上にあるこの公園へは、リフトやケーブルカーに乗って行くことができる。「山頂公園」には、展望台のほか「バラ園」や、恋人たちの聖地に認定された「恋人たちの碑」、人間関係の和にご利益がある「和合神社」など、多くの見どころに溢れているが、最も興味深いのは「誓いの鍵」と呼ばれる大きな鍵のモニュメントだ。「誓いの鍵」は、三方五湖の大自然と“鍵”を前に、“心新たに誓いを立てる”人気スポット。”鍵のモニュメントは、誓いを立てる大切なアイテムとして、鍵発祥の地インドで作られたもの。恋の成就、学業達成、仕事の成功ほか、禁煙やダイエットなど、何でも自由に誓うことができる。三方五湖に誓いを立てて、夢実現の一歩をここから始めてみては。