病や若返りに効くといわれる強酸性の湯の力
「湯治」とは、温泉に入って病気を治療することである。「玉川温泉」には、その効能を求め全国から人々が集まっている。一か所から湧き出る温泉としては湯量日本一を誇り、湯船に浸かるとピリピリと肌を刺激する1.2phの強酸性の湯が有名だ。浴場には最も刺激の強い源泉100%の浴槽の他に、マイルドな50%の浴槽、マッサージ効果のある「打たせ湯」や、浅い風呂に寝そべって入る「寝湯」などバリエーションも豊富だ。病が治るという根拠は定かではないが、温泉成分の効能が免疫力・治癒力向上に関係すると考えられている。
日帰りから長期滞在までできる
療養や静養のために長期滞在する人たちも多く、自炊のできる湯治場と、旅館スタイルの食事付き宿泊施設がある。日帰り温泉もできるので、近隣には新玉川温泉が新設され、観光温泉の快適さを求める旅行者にも人気だ。
源泉が吹き上げる中を歩ける散策路と屋外岩盤浴
十和田・八幡平国立公園に指定される自然に囲まれた玉川温泉では、温泉が湧き出るダイナミックな近隣風景も見どころ。「玉川温泉自然散策路」では、道の脇からは源泉の吹き上げる様子が見られる。また、岩場では火山の地熱による岩盤浴を楽しむことができる。地熱のあるところを気ままに選び、ゴザを敷き、枕がわりにタオルをおいて横になる。大地のエネルギーを全身に感じてリラックスだ。ただし、岩盤浴で敷くゴザやタオルの貸し出しはないため必ず持っていくことを忘れずに。