楽しみ方はいろいろ・・ランドマークタワーでの一日は飽きることがない
海を埋め立て造船所として発展を遂げたのがこのみなとみらい21地区の始まりだ。その後、1980年代のウォーターフロント都市開発により町は変貌を遂げた。みなとみらい21(MM21)は、高層ビル、ショッピングモール、イベント会場、アミューズメントパークなどが集まる一大観光都市となり、古くから開かれた港の持つ開放的な雰囲気と、海のある都会の近代的な景観は、都市景観100選を受賞した。 横浜ランドマークタワーはその名の通り、この地区の中核を担うMM21のランドマークである。70階建て、296.33mのタワーを中心にオフィス、ホテル、ショッピングモールがあり、最上階は展望台や多目的ホールになっている。また、かつて造船所だった頃に使われていたドックヤードをイベント施設として活用したドックヤードガーデンがある。このドックヤードは国の重要文化財に指定され、かつての横浜の造船業の繁栄を、今なお伝える大事な遺産である。 ランドマークタワーでの楽しみ方は多く一日飽きることがないだろう。全長200メートル5層吹き抜けの解放感あふれる施設内に170店舗の店が並ぶランドマークプラザではショッピングがたのしめる。食事ならばランドマーク5階のタワーダイニングへ。レストランが集まり、和食、洋食、カフェと、その種類も豊富だ。また、ドックヤードガーデン地下B1、B2「みらい横丁」も見逃せない。世界の港の酒場横丁をイメージして作られたこのゾーンには、港町の異国情緒を楽しめるこだわりのレストランやバーが並ぶ。 そして、ランドマークタワーと言えば日本で第2位の高さを誇るビルディング、その高さから見る横浜の風景だろう。69階展望台「スカイガーデン」に登ろう。スカイガーデン展望台へは、直通高速エレベーターがあり、最大速度45㎞、わずか40秒で到着する。(天候、風の強さによって安全速度で運行)眼下にひろがる生まれ変わった港町には、アミューズメントパーク「コスモワールド」の大観覧車、海、また、晴れた日には富士山も見られる。夜にはイルミネーションが美しい夜景もロマンチックだ。東京の夜景とはちがうウォーターフロントの景色を楽しむことができるだろう。 再び地上に戻ろう。重要文化財指定のドックヤードガーデンでは、毎日夕方から「プロジェクトマッピング」が行われている。元造船所のドックという形状を生かした空間に、高さ約10m、横幅約29mの迫力のある映像と音楽の演出が楽しめる180°体感型プロジェクトマッピングは注目だ。上映内容は時期により変わるが、映画「スターウォーズ」をテーマにした映像演出などは好評を博した。観覧には整理券が必要なので、3Fスカイガーデン入口にて整理券を事前にもらおう。