自然が作った芸術を実際に歩いて探索してみよう
鳥取県を代表するネイチャースポット、鳥取砂丘。国の天然記念物に指定され、日本の地質100選にも選ばれた砂丘は南北2.4km、東西16kmの広さを誇る。平たんな砂の原を想像しがちだが、意外にも起伏が激しい。正面に見える「馬の背」と呼ばれる小高い丘は高さ40m。いただきから見る白い砂と青い海のコントラストはすばらしく、砂に足をとられながらも登る価値はある。「すりばち」と呼ばれる池も特徴の1つだ。昔は30以上あったとされているが、現在は10ヶ所程度。もっとも大きなすりばちは「追後(おいご)すりばち」で、噴火口のようにえぐられており、深いところでは40mにも達する。風が吹いた早朝、人影もまばらな砂丘に立つと一面さざ波のような模様を描く「風紋」。様々な条件がそろわないと見ることができない貴重な風景だ。
海、風、砂。自然のめぐみで遊ぶ
砂丘で行うアクティビティは一味違ったものばかり。日本でも珍しい「らくだ遊覧」は記念撮影だけでなく、周辺散策も可能。「パラグライダー体験」は初心者でもOK。木や岩などの障害物がない砂丘で思い切り楽しむことができる。世界でも人気の高い「サンドボード」は、スノーボードのように砂の上を滑走するスポーツ。初心者から上級者まで様々な楽しみ方ができる。「砂丘ヨガ」はここでしか味わえないヨガ。朝日を浴びながら、夕日を眺めながら、満月の星空のもと、大地と空と海からのパワーを全身で感じることができる。