道具街の楽しみ方
約800メートルの通りに170店舗が並ぶ道具街。食に関するものなら何でも売っている。 ニイミ洋食器店は、商店街の入り口にある大きなコックさんが目印だ。洋食器、和食器、バー用品、調理器具、製菓用品など食に関するほぼすべての物はこのお店で揃ってしまうほど充実している。包丁と南部鉄器を取り扱う釜浅商店では、包丁について英語の説明があり、購入者には名前を漢字にして名入れするサービスもある。南部鉄器の鉄瓶はカルキ(塩素)を除去する効果がある。水がまろやかになりお茶を美味しくしてくれる。
カッパ橋の名物サンプル食品
元祖食品サンプル屋イワサキ・ビーアイは、巨大なカブトムシが目印。日本独自の文化でもある食品サンプルのお店だ。実際にサンプル作りも体験できる(要予約)。材料は昔ながらの“ろう”。細かい温度調節で液体から個体へと変化してく様子は感動する。キーホルダーやストラップはお土産に人気がある。“合羽橋”という名前には隅田川にカッパが住んでいたからという説がある。もとは水の神だったカッパが水難の多かった商店街を救ったのだという。商店街のシンボルである「カッパ河太郎像」は絶好の写真スポット。ほかにも数多く点在するカッパを探しながら歩いてみるのも楽しい。 プロ向けの専門店という性質上、土日定休日のお店が多い。土曜は90%、日曜は30%ほどしか空いているお店がない。平日でも9:00~17:00のお店がほとんどなので注意が必要。また、日本一の道具街といっても飲食店そのものは少ないため、本当に食べるなら上野か浅草まで足をのばした方が良い。