90年間、刃物研磨の技術を受け継ぐ店
お店を構える『かっぱ橋道具街』は、浅草と上野の中間にある南北約800mの商店街で、1912年頃から古道具を商う人たちが店を出したことが発祥とされる場所。現在は調理道具、食器、厨房設備など“食”に関連する商店が約170店舗並んでいる。かまた刃研社は、1923年に東京浅草で創業し、約90年間、4代にわたって刃物研磨の技術を受け継ぐ店。
オリジナル包丁から店主セレクトまで800種の品ぞろえ
店主によって厳選された品ぞろえは常時800種類以上で、日本古来の伝統的手法による職人の手作りの逸品から、近代設備で厳しく商品管理された品まで、洋包丁、和包丁などの料理包丁と各種刃物を取り扱う。1万円程度の手頃な価格帯の商品から高級品まで幅広く揃い、表面に桜や紅葉の花模様をあしらった見た目にも美しい包丁や、鋼材が積層になった装飾的な包丁、切れ味の良いと評判の店舗オリジナルの包丁も人気。購入した包丁には、無料で手彫り名入れも行っており、プレゼントにもおすすめ。店舗オリジナル商品を購入した場合は、その場で研ぎ付けのサービスも行っている。
研磨技術を学ぶ教室も開催
販売の他にも、包丁の研磨を行っており、永年使用して型崩れや刃が欠けてしまった包丁も、代々受け継がれた職人の研磨技術で、切れ味の良い元通りに直してくれる。定期的に、『包丁研ぎ教室』も開催しており、プロの料理人が参加するほど人気の教室で、入門編と応用編があり、参加者には全日本刃物研磨検定協会の修了証が授与される。ホームページは日本語・英語・フランス語に対応している。
