石見銀山遺跡

400年続いた銀鉱山。町並みから山地までまるごと世界遺産

2007年に文化遺産登録。国内で14番目、鉱山遺産としてはアジアで初めての登録となる。価値ある産業遺跡と懐かしい日本の原風景を守り続けている。
営業時間

施設により異なる
住所
島根県大田市大森町イ1597-3 石見銀山
電話番号
(0854) 89-0183

About

中世ヨーロッパの地図にも記された銀山王国

大航海時代の16世紀、世界の産出銀の3分の1が日本の銀であり、そのほとんどが石見銀山で産出されたものだった。当時ヨーロッパで作成された世界地図で大きく扱われていたほど。自然環境と共存した産業遺跡であることが特長。世界遺産として評価された重要なポイントだ。

中心地にある石見銀山公園を拠点に2つのコースで効率よくまわる

遺跡は「銀鉱山跡と鉱山町」「街道」「港と港町」の3つに分類。範囲が非常に広いため、町の中心で観光案内所もある石見銀山公園をスタート地点に2つのコースをまわるといいだろう。公園の北側、片道2.3kmの「銀山コース」のルートは本道と川を挟んだ遊歩道(銀の小径)の2つがある。本道沿いには寺社や銀細工のお店、カフェなどが並び、遊歩道は森林浴を楽しみながら清水谷精錬所跡を見ることができる。ゴールは龍源寺間(りゅうげんじ)歩(まぶ)。間歩とは銀を採掘するための坑道のこと。石見銀山には大小合わせて約600の間歩があるが、一般公開されているのは龍源寺間歩と大久保間歩のみ。(大久保間歩は期間、入場者数限定)全長600mのうち見学できるのは入り口から157mの地点まで。壁面にはノミの跡が残っており当時の採掘の様子がよくわかる。石見銀山公園の南側、公園を右手に歩く町並みコースは唯一公開されている武家屋敷「旧河島家」や重要文化財にもなっている商家「熊谷家」など貴重な建造物が多い。古民家を改築したカフェや手づくりのアクセサリーなど散策するだけでも楽しめる。

もっと見る

Plan your trip to shimane

Chat with a local tour guide who can help organize your trip.

Request a Tour