見どころが集結した散策にぴったりの温泉街
1800年代から温泉宿場として栄える。嬉野温泉のぬめりのあるお湯は、ナトリウムを多く含む重曹泉。皮脂や分泌物を乳化して洗い流し、つるつるスベスベの肌になることから『日本三大美肌の湯』に選ばれている。また温泉のほかにも楽しめスポットも充実。。江戸時代初期の長崎街道を再現した、歴史体験型テーマパーク『肥前夢街道』では忍者屋敷や忍者ショーが人気。『豊玉姫神社(とよたまひめじんじゃ)』の境内にあるなまず社では、豊玉姫の使いとされる白なまずが祀られており、美肌にご利益があると女性に人気。『瑞光寺(ずいこうじ)』は620年前に創建された由緒ある歴史を持つ寺院で、運慶(うんけい)作の木造の薬師如来像が祭られている。『轟の滝公園』では、高さ約11メートルの三段からなる滝が見事。歩き疲れたら『シーボルトの足湯』で一休み。嬉野川沿いに作られた全長約2kmの遊歩道は春には桜並木が美しく、秋には紅葉で彩られ、散策に絶好の遊歩道だ。『肥前吉田焼窯元(ひぜんよしだやきかまもと)』ではたくさんの窯元(工房)が並び、豊富な種類の陶器が手に入る。
名物「嬉野茶」と「嬉野温泉湯どうふ」
全国有数の生産量を誇る茶どころとしても知られ、街のいたるところにお茶屋さんやお茶を使用したフードメニューや土産物が売られている。手摘みの高級茶「玉露(ぎょくろ)」や、茶葉を約400度に熱した釜で直接炒って仕上げる、日本茶の元祖的なお茶「釜炒り製玉緑茶(かまいりせいたまりょくちゃ)」はぜひ味わいたい。また、嬉野名物の「温泉湯どうふ」は嬉野温泉水でとろとろに煮込まれた体にも優しい料理。食事処や旅館で味わうことができる。