暮らし、自然、文化が共存するまち天王寺
大阪の核となるエリア、キタ(梅田、大阪駅周辺)、ミナミ(難波、心斎橋周辺)に並んで、主要ターミナル天王寺駅周辺の「あべの・天王寺エリア」は日本一の高さを誇る「あべのハルカス」をはじめとする百貨店や「あべのQ’s MALL」や「天王寺ミオ」などの大型ショッピングモールなどの商業施設が立ち並び、徒歩圏内には1400年の歴史を誇る寺「四天王寺」や、東洋美術や日本美術品を8000点以上収蔵する「大阪市立美術館」、11ヘクタールの広大な敷地に200種900点の動物が飼育されている「天王寺動物園」など、自然や文化を楽しめる施設も充実している。
東洋・日本美術の屈指のコレクションがある大阪市立美術館
地上2階、地下1階の展示室を持つ大阪市立美術館では、日本・中国の絵画・彫刻・工芸など8000件をこえる収蔵品が展示されており、国宝や重要文化財に指定された作品も多く含まれている。なかでも、中国書画と中国仏教彫刻は日本屈指のコレクションとして有名で、日本美術作品に関しても、絵画、書、仏教美術、古代~江戸時代までの幅広い年代の調度品など、見応えのあるラインナップを取り揃えている。
ユニークな展示方法が人気の天王寺動物園
11ヘクタールの広大な敷地の天王寺動物園では、動物の生息地の景観を可能な限り再現し、そこに暮らす動物の様子を紹介する「生態的展示」が人気だ。爬虫類生態館「アイファー」、カバやキリン、ライオンなどが暮らすアフリカサバンナゾーン、アジアゾウが暮らす熱帯雨林ゾーンでは自然に近い形で生き物を観察でき、サファリパークのような雰囲気が楽しめる。また、コアラやホッキョクグマ、夜行性動物キーウィも天王寺動物園の人気者だ。毎日行われている「ごはん・おやつタイム」では様々な動物が生き生きと餌を食べる姿が観察できる。家族連れでぜひ訪れたいスポットだ。